スーツケースの選び方ガイド
ひとくちにスーツケースと言っても大きさや機能などいろいろあります。
以下を参考にしていただき、用途に合ったスーツケースをお選びくださいませ!
- サイズの選び方
- スーツケースの素材について
- 鍵のタイプについて
スーツケースの選び方
スーツケースは使用目的によってデザインや機能を選びましょう。
一方ビジネス用に購入するのなら、飛行機内でもパソコンや書類を使用できるよう、機内持ち込み適合サイズで、パソコン収納機能のついている物がおすすめです。そして派手なデザインではなく、ビジネスシーンに合う、ブラックや紺などの落ち着いた色が良いでしょう。キャスター(車輪)は音の静かなサイレント車輪を選ぶのも大事なポイントです。使い勝手抜群なトップオープンタイプ。
スーツケースを立てた状態でも本体上部のポケットが開閉できる「トップオープン」機能付きのタイプ。
ケース前面が大きく開くので、とっさの場合でも必要な荷物を直ぐに取り出すことが出来て大変便利です。
開口部が小さく強度的にも安心で、開け閉めの気軽さも抜群です。小物の出し入れが多い方には特にオススメです。
移動中も安心して持ち運び出来る、ブレーキ機能付きキャスター
電車や坂のある場所でスーツケースが動いてしまうことを気遣うのは結構なストレスとなります。
ブレーキ機能付きのキャスター搭載タイプを選べばその場で固定して止まってくれるのでとても便利です。重い荷物を運んでいる場合もずっと抑えてないといけない負担が減り、不意に動く心配もありません。
ただ、急の停止などで倒れてしまうリスクもあるので、ブレーキ機能が付いているからと安心せずにスーツケースには注意を払うように心掛けましょう。
サイズの選び方
スーツケースを買う際に、最も重要なのは「 大きさ 」です。
持って行く荷物だけではなく、帰ってくるときの荷物も想定して、最適なサイズを選ぶ必要があります。
出発前にはそんな気はなくても、ついおみやげをたくさん買ってしまうもの。
だからといってやたら大容量のスーツケースを選ぶと、それ自体が重くなるため、荷物を入れるとさらに重くなり歩行が困難になります。逆に、スーツケースが小さいと荷物が入りきらなくなり、スーツケースを引きながら肩にバッグ・両手に手荷物…なんてことも。だからこそ、荷物の量や自分の体力を考えて、最適なサイズを選びましょう。
小柄な方や女性は特にご注意!
まったく持ち上がらない荷物は持っていけないと考えましょう。また階段や電車・バスの乗り降り、空港でターンテーブルから降ろす時など、スーツケースを持ち上げる機会は意外と多いです。スーツケースは大きすぎても小さすぎても使いにくいもの。 ご購入後に困ってしまわないように、ご注文前のサイズチェックは慎重に行いましょう!
スーツケースが大きすぎると・・・
・ 出発前の準備の段階で、つい荷物をたくさん詰め込ん でしまう。
・ 重くなってしまい、階段や電車の乗り降りなどスーツケースを持ち上げる際に大変。
・
荷物が少ないとスーツケースの中に隙間ができてしまい、中で荷物が散らかってしまう。
スーツケースが小さすぎると・・・
・ 必要な荷物が入らない。
・ 旅先で購入したものが入れられない。
・ 荷物が増えると、個別のバッグが何個も必要になる。
大きめのスーツケースが良いのか?
小さめのものが良いのか?行き先や目的によって選ぶサイズもそれぞれ異なります。
こんな場合は大きめのスーツケースがおすすめ!
渡航先が何箇所かによっても、スーツケースの大きさは変わります。
たとえば長期の旅行でも、渡航先が1箇所ならば現地で衣類を洗濯するなどして、少ない荷物で済ませることができるでしょう。その場合、旅行日数分の荷物を想定した大きさのスーツケースではなく、ひと回り小さいスーツケースで充分に対応できることがあります。逆に、渡航先が数箇所で、1箇所への滞在日数が少ない場合は、洗濯ができずに衣類が多くなることが予想されますし、それぞれの地でお土産を買うことも多いでしょう。そんな場合はその日数に対応した大きさのスーツケースがおすすめです。
旅行先での移動手段は何ですか?
各地への移動手段に電車などを利用する場合は、大きなスーツケースでは移動が大変になるので、できるだけ荷物を小さくまとめたほうが良いでしょう。
ツアー旅行で観光バス移動になる場合は、自分でスーツケースを持ち運ぶ場面も少なくなるので、大きめのスーツケースでもさほど苦にはならないでしょう。
宿泊日数とサイズの目安
旅行に必要な荷物を先に一通り揃えてから、ダンボールに詰め込んでみましょう。そしてお土産などのスペースを考えます。そしてそのダンボールの大きさを測ります。それが必要最低限の大きさです。
スーツケースの大きさと照合し、選んでみてください。
当社が算出しているスーツケースのサイズと宿泊日数の目安は下記のとおりです。
1~3泊(~39L)キャビンサイズなど機内持ち込み適合サイズ
コンパクトで持ち運び簡単、小旅行に最適サイズ
国内旅行や出張用として使用される機会が多く、1つ持っているととても便利です。1~2泊程度の海外旅行にも使えます。
機内持込できるサイズのものは、荷物を持っての移動が多いときや個人旅行におすすめです。
3~5泊(40~59L)スーツケース Mサイズ
個人旅行で移動の多い方にも使いやすいサイズ
近場の海外旅行用として頻度が高いサイズです。
個人旅行で移動手段に電車やバスなどを多く利用される場合は、このサイズに荷物をまとめると比較的移動が楽です。
5~7泊(60~79L)スーツケース Lサイズ
使いまわし抜群!1週間程度の旅行に人気のサイズ
渡航先や季節にもよりますが、海外など1週間前後の旅行に適したサイズです。
ケース満杯に荷物を詰めると結構な重さになり、階段等で女性が持つには少し大変な重さになります。2人分の荷物をまとめる事もでき、衣類を沢山持って行く場合もおすすめ。ただ、小柄な方の場合携行が困難かもしれません。また、預け荷物の重量超過にもご注意ください!
お土産で荷物が増えても安心の大容量タイプ
長期滞在や、荷物の多くなる方に適したサイズです。
物によっては航空会社の預け荷物の無料預かり範囲を超え、超過料金がかかる場合がございます。
詳しくはご利用の航空会社にお問い合わせください。
機内持ち込み適合サイズとは?
機内持ち込み適合サイズと重量
国際線 | 三辺計が115cm以内 (W55×H40×D25cm)重量10kg以内 |
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国内線 | 三辺計が115cm以内 (W55×H40×D25cm)重量10kg以内 ※100席以上の機種に限る |
※機内持込みサイズの規定に関しては航空会社などにより異なる場合がございます。詳細はご搭乗の航空会社にお問い合わせください。
荷物の重さで追加料金も!オーバーチャージに気をつけて
スーツケースの素材について
スーツケースにもいろんな素材があるけどどの素材がいいの?
素材は、強度や重さなどを決める大事なもの。
主な素材の名前と特徴だけでも抑えておくと、スーツケース選びの指針が決まります。
ABS樹脂
従来からスーツケースのボディ(本体部分)によく使われている、プラスチックの一種です。
用途に応じてさらに加工され、ヘルメット・自動車の内装・家電品・文房具・オモチャなど、様々な道具に使われている身近な素材です。弾力性があり、衝撃に強くなっています。
ポリカーボネート
大変タフで柔軟性もあり、元の形に戻る復元力に優れていて、押しつぶされた状態からでも元の形に戻ります。
外部からの衝撃・圧力・曲げ・ひねりに極めて強い素材です。さらに強度を保ったまま薄く延ばすこともできるため、超軽量型のスーツケースを作る際に使用することがあります。比較的高級なスーツケースへの使用が多いです。
ポリカーボネート+ABS
ポリカーボネートとABSの両方を使用した素材。近年主流の素材です。2つの素材を混合しているものや、二層構造になっているものがあります。ポリカーボネート100%よりも安価で、ABSよりも軽くて丈夫という、良いトコ取りをした素材です
スーツケースとソフトキャリーどちらが良い?
スーツケース(ハードケース)の特徴
スーツケース(ハードケース)は、頑丈で中身をしっかりと守ってくれます。ソフトキャリーに比べて重くなりますが、最近は様々な工夫により軽量化が図られています。
大体のスーツケースは水平に開き切り、フタ側と底側の両方に同じくらいの容量の荷物が詰め込める設計になっていて、出し入れも楽です。
中仕切りや荷物を押さえるバンドが付いているものがほとんどで、荷崩れを防いでくれます。
- 頑丈な作り
- 衝撃から荷物をしっかり守る
- 出し入れが楽に出来る
- 荷崩れが起こりにくい
ソフトキャリーバッグの特徴
ソフトキャリーバッグは、スーツケースに比べ軽いことと、外側ポケットが特徴。外側ポケットはすぐに取り出したいチケットやパンフレットなどを入れることが出来て便利です。また、収納部に深みがあるので、奥行きのある荷物を収納する時や、荷物の多い方に向いています。例えば重さ7kgのハードケースを180度に開くと、単純計算でフタ側・底側とも3.5kgに分かれます。
さらに両側に荷物をいっぱい詰め込んだ場合、開け閉めだけでもかなりの重労働となります。力仕事は苦手という方は、底側のみの収納でフタ側には収納のないソフトキャリーをおすすめします。
ロックの方法は、ファスナーのつまみを差し込むタイプのTSAロックや、南京錠などのカギを掛けておくタイプが多いです。軽さを重視している方はぜひソフトキャリーもご検討ください。小回りが効く機内持ち込み適合サイズから、長期旅行にも対応する大型サイズやTSAロック搭載の撥水タイプまで様々なニーズに合った商品をご用意しています。
- 軽く持てる
- 外側ポケットで荷物の出し入れスムーズ
- 奥行のある荷物を収納出来る
- 小回りが効いて操作がスムーズ
- 素材、機能、豊富な種類から選べる
鍵(ロック)のタイプについて
スーツケースには多くのロック方法があります。
大切な荷物を守るために、自分に合ったロックのものを選びましょう。
安心のTSAロック
近年最もよく採用されているタイプです。
9.11テロ以降、アメリカ(ハワイ、グアム島、サイパンを含む)の空港で荷物を預ける際、テロ対策として荷物検査が行われます。
その際、TSAロックでない、且つ施錠されたスーツケースは、X線捜査等により不審物の入っている疑いがあるとされると、損害補償が一切なしで鍵を破壊してスーツケースを開けられることがあります。
その為、各航空会社では預け荷物に鍵をかけないようアドバイスしています。
しかし、TSAロックであれば、アメリカのTSA(米国連邦航空省運輸保安局)が特殊な開錠ツールを使って鍵を開けることができる仕組みになってるため、鍵をかけた状態でも、壊されることなく預けることができます。
またTSA非対応のスーツケースでもTSA対応ベルトやTSAロックを装備することにより、荷物検査での破損を回避することが出来ます。
他にも下記のようなロック方法があります。貴重品や精密機器などはスーツケースに入れて預けずに、手荷物と一緒に機内へ持ち込むことをオススメします。
鍵(ロック)タイプ別の特徴
TSAロック(ファスナータイプ)
TSAのファスナーロック。ファスナーオープンのスーツケースや一部のソフトキャリーバッグに搭載しています。つまみを穴に差し込んで、さらに3桁のダイヤルロックをセットして施錠完了です。ダイヤルロックは自分の好きな番号に設定できます。
※なお、TSAファスナーロックのダイヤルロックには鍵穴が付いていますが、それは空港職員が検査の際に使用するものです。鍵は付属していません。
差し込み錠(シリンダーキー)
スーツケース本体に鍵穴があり、鍵を差し込んで開け閉めをするタイプ。一般的に使用されている、いわゆるカギの形状です。
ダイヤルロック
3桁のダイヤルを回してカギの開け閉めをするタイプ。
ダイヤルの番号は、自分の好きな番号に設定できます。設定した番号を忘れないようご注意ください。
南京錠
二つのファスナーの穴に南京錠を通すタイプ。
ソフトキャリーバッグに多いです。一部TSAタイプもあります。
キャスター(車輪)はどんなものが良い?
キャスター(車輪)はスーツケースの最も重要なパーツです!いくつか種類がありますが、歩くスタイルや行き先、用途に合わせてお選びください。キャスターには以下のようなものがあります。
4輪自在キャスター
前後4輪とも360度回転し、自在に動くキャスターです。急な方向転換や真横への移動も自由自在。
荷物が重くても傾かず、安定した走行が可能です。ストッパーが無いので勝手に動いてしまいますが、凹凸の無い場所を移動する場合、垂直のまま引くことができ、人混みでもスイスイ移動が出来て楽チンです。
※4輪全てを使っての走行を想定して作られているため、傾けて後輪のみで走行すると後輪のみ磨耗してしまい、スムーズな走行ができなくなる原因となります。
2輪キャスター
後輪(スライドハンドルが付いている側)で走行するタイプです。スーツケースを傾けて引くようにして移動します。半埋め込み型のものが多く、キャスターの向きが固定されているので、小回りはききませんが、電車やバスの中ではバッグから手を離しても転がっていかない点が便利です。主に小さめのサイズのものに搭載されています。
サイレント車輪
医療用の搬送ストレッチャーのノウハウで開発された、日本設計のキャスターです。
回転部分のガタつきを極限まで
押さえた本体と、耐久性と振動吸収性の両立を追求したタイヤで、従来品に比べてノイズの発生がマイナス10dBAになりました。
(※10dBA違うと、音は倍違うように聞こえます)
ぴったりのスーツケースが見つかる!
選び方のポイントと機能別の特徴を詳しくご紹介します!!